新レコード演奏家論 (SS選書)
新レコード演奏家論 (SS選書)
良くも悪くもヲタの世界。
オーディオをこよなく愛する方か、活字中毒者以外にはお勧めのできない本だなぁと感じた。(ちなみに私は後者寄り)
レコードをただ「再生」するだけではなく、再生環境によって音が変わるのだから「演奏」である、という持論には納得ではある。
その「演奏理論」のバックボーンたるや、素人目にも凄いと感じた。
が、「高級機材を揃えたからといっていい音が鳴るとは限らない」とする一方で、「高級な機器を買い揃えれない者には足を踏み入れるべき趣味ではない。劣悪な音は悪である。」と暗に言っているような言い回しには、オーディオを趣味とする人間の裾野を狭めるのではないかという危惧を感じずにはいられない。
例えばプロスポーツ選手がアマチュアスポーツ選手を卑下するであろうか。
趣味という分野において自分の趣味趣向と異なり感動を感じない物に対して、否定をすることが普通なのであるのか。
時に個性の強い自分自身の意見を述べるときには、図らずとも相手に不快感を感じさせる事があるものではないか、と感じた。
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